充実した日曜日なのに。
少し遅く起きて、抹茶を飲みながらお化粧をして、かわいい服を着てちゃんとお化粧を出来たのを見て欲しくて評価して欲しくてSNSにアップして少なからず満足して、
お昼はモーニングの有名なお店でコーヒーとトーストを食べて。
車中、ソイラテを飲みながらラジオ聞いて。
日用品とお菓子を買う。
素敵なお洋服をセールで買おうとお店に行って、靴下のかわいいのを買った。
かわいい服は無かった。
寸でのところで人の手に渡った。
肩ががくぜんと落ちた。
一気に落ちた。
鏡に映る自分を見ないようにいちにち見過ごす振りをしてきたけど、もうダメだった。
せっかくのかわいいコートも背が足らず不恰好、髪はまとまりもなくばらばら。
化粧はアイラインが落ちかけていて汚かった。
買い物を実際したんだから、縁がなかったと思いたかったけど、全て自分の落ち度だと思った。
明日、別の店舗に探しに行けばいい!って助言されて、ワッと気持ちが上がった。
都会に行く口実がとれる!
自分に予定ができる!
あの人に会うための服を買いに行ける!
でも、わたしは知っている、わたしは、新宿に行くと、援助交際をする。
確実にしてしまう。
嬉々として、勇んでしに行ってしまう。
本当に止められない、逸脱行為。
先生にもそう、診断された。先生は、いつもなんでそうなっちゃうんだろうねぇ、って頭を抱えて考えてくれる。
自分がおっさんに数いる女の子の中から選ばれるという(自信をつける行為。)
おっさんに抱かれて、得る対価。
そのお金は使わず、たまっている。使えない。自分の価値だから。
クソみたいな誰もわたしを見ない中で、バカなおっさんはわたしを選ぶ時もある、それ、その為に体を売ってしまう。
そんなこと誰にも言えない。
汚い事してまで、夜また鬱になるのに対価を得る。自信をもらえるから。自分はまだ大丈夫なんだって。
おっさんだって、かわいいからとか美人だからとかじゃなくて、ただ、安くやれそうなヤツを選んでるだけなんてわかってる。
バカなわたし、本当に腐ってる。でもやめられない。
お金いっぱい使ってたくさんの洋服買えるなら、その時間を楽しめるなら、そうしたい。でも誰に見せるの?そんなに服買って。
お金もそんなに使えない。
会う人も1日しか限られてるのに。
確固とした自信が欲しい。
死に関連づける思考を消したい。
誰かに愛されたい。
必要とされる嬉しさ、幸せを感じたい。
普通の、ごく普通の、姉のように思考、行動したい。
なんで姉は人生うまくいって、わたしは精神やられたんだろう。
まさかわたしがこんな事まだ、まだ、まだ、続けてるなんて家族は思わないだろうね。
幸せを不幸に変えるのが上手過ぎて特技みたいになって。
今日、友達が自殺未遂した。
連絡がつかない。
正直、心配してる。今までそんな奴ら放っておいたのに。
もし死んでしまったら、
死を実感するのかな。
明日には返事くるかな。
わたしもそう思われる人になりたい。
今日もあの人から連絡、来なかった。
たまに12時くらいに連絡くれるから、毎日、毎日起きて死と戦いながら期待してる。
で、来なかったら死と戦いながら怖い怖い布団で夜と戦い寝るまで戦いながら死と向き合って眠る。
眠気の大きな薬を飲んで強制的に寝よう。
あの人はわたしのこと考えずにきっと寝てしまって明日も生きてる。
明日をバカみたいに希望ぶらさげてまた着飾って勝負するわたしも明日を生きてみる。
起爆剤の日曜日になってしまって、それでも生きるわたしに今日はお疲れ様と言おう。